最上位|無染色カシミヤシリーズ
2022.10.07

染色されていないカシミヤのストールをご存じですか? 私たちが普段身に着けている衣服のほとんどは、染料で繊維の上から色をのせて作られています。 「カシミヤ製品」と言っても、加工の違いで風合いは驚くほど変わります。 この記事では、当店で人気の『無染色カシミヤシリーズ』について、ご案内していきます。
01.『無染色』と『染色』の違い
無染色と染色の加工の違いは文字通り、『染めているか』『染めていないか』にあります。
染色の工程では、使用する染料によって天然染料、化学染料があります。
天然染料は動物、植物の葉や根、樹皮などから得られる色素を用いて染料として使用します。
特徴としては、優しい色合いが特徴、色ムラができやすい、染料の長期保存が難しい、などがあげられます。
一方化学染料は、人間が作り出した人工の薬品を組み合わせながら、染料として使用します。
色を均一に染められる、染料の長期保存が可能、排水処理を怠ると環境破壊につながる、などの特徴があります。
無染色カシミヤである『無染色カシミヤシリーズ』は、染加工の工程がありません。
染料を使用しない為、染加工で使用する大量の水を必要としません。
そのため、加工で使用する化学染料を排水することが無く、地球にやさしいサスティナブルなアイテムです。
また製造工場で、モノづくりに携わる方々への人体的影響も少なく、人にも環境にもやさしいアイテムです。
02.触れてわかる柔らかさ

無染色カシミヤシリーズは当店の中でも、最上位のシリーズです。
天然の色味をそのまま生かしたシリーズで、触った瞬間、思わず笑顔になるほど、軽くて柔らかな質感が特徴です。
原料となるカシミヤヤギの原毛は、内モンゴル自治区を中心として、中近東のイランやアフガニスタン、パキスタン、イラク、トルコに生息しています。
この中でも一番品質の良いカシミヤ原毛が取れるとされている場所が、内モンゴル自治区となります。
この地域では山岳地帯における寒暖差が非常に大きく、厳しい環境下にて生息するカシミヤヤギは、自らの身を守る為、高い保温性と耐久性を持った毛質を形成します。
その結果、他の地方にて採取されるカシミヤと比べ繊維が細く長くなり、品質の良いものとなります。
無染色カシミヤシリーズは、染加工で繊維に傷がつく事が無いため、カシミヤ本来の柔らかさをそのままお楽しみ頂けます。
見ただけでわかる光沢感は、身に着けた時の上質さ、高級感を演出してくれます。
また、肌への負担が少なく、ストールのチクチクが気になるデリケート肌の方や、大切な方への贈り物としても大変喜ばれるアイテムです。